世の中には、本当に人の心を揺さぶるものがあります。
彼の作品を初めて目にした時、得体の知れない何かが、そっと私を別の世界に連れて行ってくれました。
その空間には、独特の文字、模様、そして、素晴らしい色彩が数限りなく存在し、その組み合わせ一つひとつに彼の想い・物語があるのです。
彼の名は、芹沢_介(せりぎわ けいすけ)!
今も、私は彼の物語を読み続けています。是非、皆さんも彼の作品を眺めてみて下さい。触れてみて下さい。きっと、何かを感じていただけるものと思います。
○講演後は、芹沢作品の鑑賞と川上さんの美味しい手料理、仕上げは、粋な生ジャズ!そんなオシャレで楽しい一時(ひととき)を過ごしたいと思います。家族的で、心の温まる模様館です。本当に、私の好きな、大好きな館です。
(12月幹事:M.GEMBA)
講師:館長 川上 倫子(かわかみ みちこ)さん
[伯備線]岡山駅発14:00(\740)倉敷駅発14:17(\530)=清音駅着14:24
[井原線]清音駅発14:29 備中呉妹駅着14:39 → 急いでバスへ・・
[さいくるバス]\100備中呉妹駅発14:40 猿掛着14:43
帰りは、[井原線]備中呉妹駅発19:43、20:35
11月は岡山の武士にまつわる、文化財についてご一緒に学びました。岡山県立博物館の特別展が開催中です。
佐藤寛介学芸員が講堂で講義をしてくださり、その後展示にしたがって解説していただきました。
経済や制度の過度のグローバル化に対する反省から、武士道の見直し等の機運が現在高まっています。
当時の工芸・技術の粋、武士の岡山関連の美術、工芸、書画の名品を鑑賞し、同時に明治以前までの社会の原動力、武士の心を学びました。
武士は悪党とよばれて台頭し、鎌倉に幕府を開き、その後数百年間以上に国内を支配しました。
下克上の世の中を治めたのは江戸幕府の採用した儒教によるものとされています。鎖国制度が加わって安定した時代でした。しかし、経済力は商人にその中心があり、武士は財政力が劣っていました。
国際化に直面し、支配の地位を明治政府に譲りました。しかし、その中央集権国家の近代日本に脱皮する過程において「切腹」による外交決着は列強の要人を驚かせたと聞いています。その後武士の心は内村鑑三によって宗教とは異なる、日本人の心として諸外国に紹介されたことは周知のとおりです。
(文責・担当幹事)
(参加幹事から)
皆様の積極的なご参加を得て盛会でした。知っているようで、実は何も知らない、ことを知ることが?できました。刀と太刀の違い、脇差しにつばがないこと、鎧の美意識(これは武士の死を覚悟のことかなと感じました。
解説・講義:学芸員 佐藤寛介(さとう ひろすけ)先生
◇例会◇
詳細、地図、交通案内は下記URLをご覧ください
http://www.pref.okayama.jp/kyoiku/kenhaku/hakubu.htm
テーマ:特別展「武士の美と心―岡山のサムライたちー」
解説・講義:学芸員 佐藤寛介 先生
講演要旨
今回のお出かけ隊は、国宝で名高い「閑谷学校」を訪問しました。
参加人数は13名でしたが、講師の閑谷学校資料館の竹内先生の「釈(せき)彩(さい)」についての講義をいただき、孔子の教えや藩主の教育に対する思い等について貴重な内容のお教えをいただきました。
終了後は、から布巾で講堂を清掃しながら国宝としての歴史の重みと先生に対して、心から感謝をしました。「温故知新」とはよく言われますが、実際にその場に立つその臨場感から、偉大な孔子の教えに感動さえ覚えました。
天気は最高で、楷の木も少し早く色づいてはいませんでしたが、さわやかな空気と静かな自然の中で、論語の唱和に身も引き締まり、知的財産を大きく増やした一日でした。
注「釈(せき)彩(さい)」とは孔子をお祭りする儀式で、全国に10箇所あり公立学校の教職員や生徒が執行しているのは、この学校のみで大変貴重な伝統だそうです。
なお、毎年10月の第4土曜日に行われます。
(担当 定金)
講師:閑谷学校資料館 職員 竹内 良雄氏
1941年 岡山県生まれ 県立高校国語教員退職後資料館に勤務
所長 小西 通雄 先生
講演要旨
道・・・それはいろいろの意味の表現方法であるが、今回は空気、水と同じような存在として利用している道路(人類史以前の道、けもの道、古代道路、生活道路、高速道路など)についてどのように計画され、作られ管理して利用され、さらに廃道となっているのか皆様と共に考え語り合いたいと思います。
それぞれの人のまわりは道ばかり だから全員道の達人です。
道・・・途・・・路・・・未知
講師:加上 義博(かうえ よしひろ)氏
知研・岡山幹事
昭和15年(1940年)中華民国(現:中国)山東省生まれ。終戦で日本へ引揚げ、旧:建設省(現:国土交通省)へ勤務。その後 民間会社勤務、現在 年金恩恵者、岡山市在住。
論理的かつ先取権を重要視する数学者が情緒や惻隠の情を語り、民主主義日本に武士道精神をと主張する本を読んでみました。
日本人の多くが豊かに暮らすことができるか、今後を不安に思っている今日に相応しいテーマだと思いました。
当日はエリート教育制度(旧制高校)を失った日本の教育界の現状に話題が集まりました。
旧制高校生と新制高校生の間の先輩・後輩の上下関係等の厳しさ等のエトスについて知りました。
新旧教育制度の間にあって身をもって体験なさった熟年会員の体験を直に伺うことで読書だけでは得ることのできない、より多くの本質を体得することが出来ました。
たとえ貧しくても矜持を保つことの大切さを教育によって受け継ぐことの重要性を理解しました。
幼少期からの国語教育の必要性の認識も深まりました。また、会の運営においても読書を通じて感想をまとめ、感想を語り合う手ごたえを感じました。今後の読書会の充実の一助となればと思っております。
今回は当日ご都合のあるの方にもレジュメを頂戴いたしました。そのうち半数が図解の力作でありました。
読書会の活性化への工夫やご助力にお礼申し上げます。ありがとうございました。
担当幹事
講演要旨
県内の小・中学校の教員。 モスクワ日本人学校の教員。40歳で大学院の学生に。 県教育委員会の指導主事。蒜山の山林でユンボと戯れる。小学校の校長に。上海の小学校と交流。 60歳でトライアスロンとフルマラソンに挑戦。
定年後はベネッセで。そして教育長を楽しむ毎日。
皆さんから元気をいただきながら、
皆さんに元気を差し上げながら・・・
講師:武 泰稔(たけ やすとし)氏
矢掛町教育委員会 教育長
岡山県町村教育長会 会 長
全国町村教育長会 理 事
アクセス: 岡山駅西口、駅前の信号を直進し、コンビニ横道を進むとわかります。
瀬戸内の島々を見おろす王子が岳の山ふところ潮風と緑に包まれて丘の山頂に窯のけむり・・・
伝統の技と新しい感性を求め創り出す備前焼「王子窯」で創り出される、全国各地の狛犬・陶芸教室や瀬戸内海の塩の話などをお聞きしました。
世界で一つの自分だけの備前焼の作品(3/11)が手元に届き、師匠からの講評・表彰がありました。
[知研岡山 担当幹事]
講師:浜松 昭夫(はままつ あきお)氏 備前焼「王子窯」
<講演要旨>
岡山市域は、2005年6月に国連大学から世界六カ所とともにESDの教育プロジェクトの地域拠点(RCE)に認定された。ESDは、「地域と地球社会の未来に危機意識を持ち、それが破綻を招かないように生活・行動するための教育」とか、「よりよい未来を自分たちの手で創るための教育」と言える。
講師は、地球と人類の持続可能な未来のために、まず、自らの足元からと岡山市京山地区でESD先駆的モデル活動「岡山市京山地区ESD環境プロジェクト(岡山KEEP)」に取り組み、社会のためにと頑張っておられます。参加者の皆様と共に「地域の何を未来に伝え残すのかを、私たちが考え、行動につなげるスタート地点にしましょう。」
[知研岡山 担当幹事]
講師:池田 満之 さま 岡山ユネスコ協会理事
NPO法人 ESD-J推進会議副代表理事等 URL:http://www.eac-w.com
<講演要旨>
足もとの小さな利害に足をすくわれないで、大きな視野と願いを持って、おたがいに応援しあって、心豊かに「私」を生きたい
知研岡山会員の上田さんから講師の紹介
講師:井久保 伊登子(いくぼ いとこ)先生
[赤穂記念病院内科医師]
略歴:岡山市生まれ。
熊本大学国文科卒。結婚後子育てしながら岡山大学医学部入学、39歳で医者になる。赤穂記念病院に勤務。
現在、いろいろな会に所属しながら、文章教室でエッセイの講師もする。
著書 「近代岡山の女たち」(三省堂・共著)、「そうめんばち」(手帖社)「水かがみ」(ミネルヴァ書房)、「カルテに書かなかったこと」(青土社)
瀬戸内の島々を見おろす王子が岳の山ふところ潮風と緑に包まれて丘の山頂に窯のけむり・・・
伝統の技と新しい感性を求め創り出す備前焼「王子窯」王子が岳に築いた、ここのみ味わうことのできる素敵な時間のんびりと土ひねりを体験し作成したオリジナル作品です。
[知研岡山 担当幹事]
講師:浜松 昭夫(はままつ あきお)氏 備前焼「王子窯」(玉野市 永井)
<講演要旨>
2004.5.19 この数字は、倉敷市が新しい市長を迎えた日である。
前任者に比較し年齢も若く、柔軟な思考とエネルギッシュな行動力、また、幾つか提示したマニフェストが市民に受け入れられたものと思われます。
そこで、今回はその中の一つである。
「観光都市くらしきの復活:観光客を毎年20万人増やす」の項目から、倉敷市観光振興アクションプランの具体策について語っていただきます。
必ず、倉敷の今(いま)が見えてくるはずです。
[知研担当幹事]
講師:倉敷市長 古市健三(ふるいち けんぞう)氏
略 歴
昭和23年 2月8日 生れ
平成10年 8月 米国ミシガン州立大学
大学院修士課程終了
昭和54年 4月 岡山県議会議員
平成11年 5月 岡山県議会議長
平成16年 5月 倉敷市長
朴 美賢『微笑』の世界より
多くの乗客は鉄道に揺られ、暖かい車内の心地よさに目的地までの間につい居眠りをしがちです。
野村先生の着眼は「遅れない、待たせない誤差がない、この安心には鉄道マンの極限まで『ムリ、ムダ、ムラ』を排し、リスク管理も忘れない“鉄道スタイル”の知恵がある」とのこと。
鉄道の工夫に学ぶことを提唱なさっています。(「鉄道式」時間活用術より)
一方、近年、脳の活性化が小学生、ビジネスマンや熟年層までますます大流行。我らが久恒先生の図解をはじめ、マインドマップ、マンダラート、フィンランドメソッド、三色ボールペン、日本語を声に出す、津川式、百枡運動、偏愛マップ等々と数多くの手法があふれ、話題に事欠きません。
(担当 幹事)
講師:作家・野村正樹先生
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nml/
略歴:神戸生まれ、甲南中・高を経て慶応大学経済学部卒。
サントリー(株)のサラリーマンから『朝・出勤前90分の奇跡』でベストセラー作家に。独立10周年の昨年に『嫌なことがあったら鉄道に乗ろう』で交通図書賞受賞。著書100冊に及ぶ。特技の一つに小田急線新宿駅からの各駅名の暗誦。
*ご参加のみな様はぜひ先生に挑戦してみてください。