高田美紀子さんの本業は化粧品店とフランチャイズの経営者だが、地域の活性化やお客様のためにと、席の暖まる暇もない行動家である。
三丁目劇場誘致の実行委員会の旗頭として、ボランティア集めから市行政との折衝などメンバーの大きな求心力として、存分な力を発揮している。
また、劇場誘致と時を同じく表町の8商店街を横に結ぶ"おかみさん会"を結成し全町をあげてのイベント企画を次々と実施し、表町の活性化に大きく貢献している。
持ち前のパワーと新しい視点で楽しい講演と一年を振返る忘年会を表町で開催しました。
講師:高田 美紀子さん
三丁目劇場運営協議会会長
岡山市表町おかみさん会会長
坪井 日出夫さんを講師に迎えてのNPO知研・岡山2003.11月例会は、早島町社会教育委員会副委員長といういかめしい肩書きとは無縁のほんとに楽しいひと時でした。
警察官、企業マンの前歴。そして今一番輝いている詩吟、俳壇、句会、楽がき(いわゆる絵手紙・俳画ともちがった…)の講師。
すべてがごちゃ混ぜになって醸しだす不思議な雰囲気。
しかも、一本筋の通った生き方がもたらす油断できないような緊張感。40分の自己紹介的お話の中から、「案ずるより産むが易し」の生き方のもたらす幸せの生み出し方を手に入れたように思います。
ところで、本番の「楽がき」。一人二枚ずつ試作した作品が並べられたのを眺めながら、思い切って画面いっぱいに大きく描く、できるだけ明るい色を使う、という二つの注意事項だけで、こんなにも持ち味を生かした絵が生まれるものかと感心したものです。何しろ、素材は大根、キャベツ、柿、ブロッコリーなどの限られたもの。
それが坪井さんの巡回中の苦心のほめことばにおだてられた会員の快いタッチから、甘い柿や美人の足?にも似た大根の絵が生まれてきたのです。
童心の世界に浸った二時間、土曜の午後の至福のひとときでした。
さあ、皆さん、続けての研鑽はいかがですか。
(万代 勉)
講師:坪井 日出夫氏(つぼい ひでお)さん
*右の写真は当日のある参加者の作品
略歴:都窪郡早島町在住 60歳
詩吟誓山流吟道心和会 宗家会長(号誓山)
講師:俳壇、句会、楽がき「それいゆ」等
早島の自然を歩く会 会長
早島町社会教育委員会 副委員長
居合道・杖道早島 師範
講師、日高さんの自然流の生き方を伺った後、参加者でディスカッションをしました。
キーワードは『自然・文明・文化・生きる・あたりまえ・伝承』そして、日本人が失ったもの、今、まさに失おうとしているものは何か?
また、人が人として生きるための大切なものは何か?
などをみんなで考えてました。
講師:日高 奉文(ひだか ともふみ)さん 美星町『中世夢が原』企画広報担当
略歴:1952年 宮崎県生まれ
イギリスで1年間、シェークスピアの舞台を100本以上学習鑑賞、その後、ヨーロッパ14カ国を巡り、シベリア鉄道で帰国。文学座養成所、シェークスピアシアターなどで訪欧の経験を生かして演劇活動を展開。
この間での多くの人との出会いと交流が、そして、感動が人生の転機に!
そして、富良野塾で大自然と一体化。1992年から中世夢が原に勤務、訪れる子どもたちに自然の素晴らしさを独楽回しや竹細工作りを通して伝承するかたわら、アジアやアフリカの国々を精力的に訪れ、民族音楽の発掘と演奏家やその地域の人々との交流をしている。そして、自然溢れる夢が原の野外で毎年民族音楽のコンサートを企画開催している。
川とは何か,川と人間はどのような関係にあるか、日常生活の中では水道の蛇口から家庭の流しの排水口までの水のつきあいになっているのが象徴的ではないでしょうか。
人と水とのかかわり合うくらしも近代のめざましい経済社会の発展にともない大きく失いつつある川 本来の姿・・ 水の開発によって利便性を得た反面、失った水環境も少なくない。
よりよい川の自然環境を次世代に引継ぐには 今何をなすべきか できるのか。
生きるということ、生きがい論に現場主義者として「川に学ぶ」ことを実践する行動派、情熱の人のお話をうかがいましょう。
みなさまも一緒に考えてみませんか!!
『参加者の声』
身近で生活の大きな要素である水、さらには川、自然の巧みな仕組みを勉強しました。
また今の子供も、学ぶ、体験する機会さえ与えれば素直に観て感じて行動することを改めて痛感しました。
一般企業の中でも、外に飛び出して何か活動することは、今でもそう簡単なことではありません。更に、官庁となると制約だらけで、考えただけでも「やめとこう」となるでしょう。そこを、あのように、見事に職務と融合させて、一般県民のためを考えて行動されていることに感動しました。
私も県民の一人として今後とも 少しは世間のお役にたてることをしたいと思います。
講師:竹原 和夫さん (国土交通省 岡山河川事務所 用地対策官)
昭和22年生まれ 岡山出身 昭和44年国土交通省(旧建設省)入省
◇講演会案内◇
本体価格:\648、出版:日本経済新聞社、サイズ:文庫 / 295p
ISBN:4-532-19046-0、発行年月:2001.3、利用対象:一般
企業戦士とその「銃後」を守る妻―高度成長を支えた戦後日本の家族からは「男」と「女」が消えていた。
この国が元気を取り戻すために、男と女が性的魅力を取り戻し、結婚しても複数の恋人を持てる生涯恋愛社会に!物議をかもした名(迷)著、堂々復活。
<交流会>冷たいビールで盛り上がろう!
今回の講師は、参加する皆様です、気軽に参加して「経済を真面目に論ずるのではなく、経済にも人間としての男女の役割があるのか・・・と酒の肴に論じてみようではありませんか。」
きっと何か新しい自分が発見できるかも!!
<参加者の声> 昨日(5日)の7月例会ご参加お疲れさまでした。
会場は足場も雰囲気も良く、話も盛り上がって楽しい時間を過ごすことが出来ました。
一つの本をテーマに、環境が変われば人それぞれ見方や考え方が変わってくることを、まさに実感することが出来ました。
<交流会>世界のビールを飲み比べ
i−ARENA(アイ アレーナ)で用意されたビールの数々アメリカ、ドイツ、メキシコ、フランス、イタリア、チリ、ベトナム、タイ、中国など珍しいビールを頂きました。
その中でもチリビールは唐辛子が丸ごと入っている一口飲むと口の中がピリピリ(チリチリではない)として・・でもまた飲みたくなるような不思議なビールでした。
◇例会案内◇
「相手の心を読み、好印象を与えながら、自分の主張や提案を正しく、インパクト強く伝え、当方の望む行動を動機づける」というプレゼンテーションの技術は近年特に必要不可欠なスキルとなってきました。
感動を共有し合える事はより良き人間関係の醸成そしてより豊かな人生を送る為に非常に大切な事だと思います。
特にビジネスマンにとってはプレゼンテーションスキルの有無がそのまま事業の盛衰につながり、同時にまたビジネスを豊かなものにし、労働意欲を喚起するからでもあります。
ビジュアルと右脳、この切っても切れない関係を考察し、また右脳を鍛えれば鍛えるほど人生が豊かになると言われることについて考えて見たいと思います。
「人生の感動・感激!!お寺のお坊さんとの出逢い」
「プレゼンテーションとは??右脳が喜ぶビジュアル化」
「プレゼンテーターが主役です!!資料画面は従です。」
講師:知研・岡山 幹事長 伊藤松郎(いとう まつお)さん
経歴:1944年 昭和19年 生まれ、1971年 昭和46年 株式会社 岡山視覚入社
2001年 株式会社 プローバに社名変更
◇例会案内◇
笠岡の郊外、さして広くはない丘陵状の庭はぶどう・りんごなどさまざまな果樹で埋まっている。名づけて「フルーツガーデン・藤花苑」。
夜明け前から、毎日1曲は童謡の作曲を手がけ、日中は愛してやまない植物たちとの対話の日々。その合間を縫って、地域の人々とのさまざまな音楽活動に活躍する。高月さんにとって、定年後という言葉はない。今回は、そうした第二の人生を「花も実もある人生に……」の原点「童謡の作曲」の楽しさ、人々との交流のすばらしさをお話しいただいた。
教師時代は、「何よりも大切なのは<挨拶>「生徒の叱り方<その場で叱る、後からはダメ、くどくど言わない>」など
退職後は、「健康的で創造的な趣味を三つ以上持とう」「爽やかな汗を流す趣味を持つ<農業が最高>」「一人善がりの趣味に加えて皆で共有できる趣味を持つ」「趣味がなければ、天才も愚人に等しい」など高月さんのモットーである。
講師:童謡作曲家・果樹づくり 高月啓充さん
《営み》キャリア・カウンセラー 日本進路指導学会・会員 日本童謡協会・会員
日本音楽著作権協会・会員 レディス・リンガース指揮者
フルーツガーデン「藤花苑」苑主
《経歴》元満州国新京市生まれ。引き上げ後、苦学しつつ岡山大学卒業。果樹園芸学専攻。
県下の高校で教鞭をとり、平成9年川上農業高校校長を最後に退職。
果樹に囲まれた家庭茶園作りを提唱。県下初の矮性りんごを導入。
自宅の庭に25種の果樹を栽培している。
一方、中学生の頃から作曲を学び、3000曲を越える作品を世に送り出している。その間、三木露風コンクール、「ふるさと」音楽賞日本創作童謡コンクールでは3回最優秀賞に輝くなど、注目を集めている。
また、自然保全運動にも参加、有機野菜作り・野草を生かした山菜料理を公民館活動で指導するなど、地域との連携も深めている。
《著作》「新しい創作童謡・こどもの歌300選」「同(II)330選」「新しい創作童謡・こどもの歌250選」
《住所》〒714-0081 笠岡市笠岡4646-1 電話・FAX 0865-63-4024
◇例会案内◇
岡山操山高校をはじめとして、県下の高校の日本史の先生として、着実な歴史的手法と綿密な教材研究をもとに、すばらしい教育実践を重ねられ、受験指導でも輝かしい実績を積んでこられた。
今回は、古里の画家竹久夢二に、単なる審美的視点だけでなく、彼の生い立ちがもたらした社会的な側面をも浮き彫りにするという新しい試みをしていただくことになった。
以下、先生の構想の一端を紹介する。
竹久夢二が、懐旧の情にひたった古里――岡山県邑久(おく)郡本庄村佐井田(現邑久町)を夢二叙情の根源・大正ロマンの源とされる通説を一度離れて、夢二在村中の世情を明治中ごろ(17年から33年ごろ)の地方紙『山陽新報』の記事などをもとに、探訪してみたいと思う。
そこには、リリシズムとは別の夢二像が浮かんでくるに違いない。
講師:上田 賢一さん 本会・会員 岡山近代史研究会・会員
昭和7年神戸生まれの岡山育ち。岡山県教員として瀬戸高校、
岡山操山高校などに勤務。
退職後、予備校講師を経て、現在、岡山大学法・経済学部(II部)の講座「史料からみる近代日本と地域」担当の非常勤講師。史学会、社会経済史学会などに所属。同期生との月1回の軽登山や美術館めぐり楽しんでいる。いま、初孫に目のないおじいちゃんでもある。
なお、著作としては岡山県大百科辞典、角川地名大辞典、岡山県歴史大辞典への執筆のほか、備中町史・岡山市史金光町史などの編纂にもたずさわっている。
また、近代史研究会を中心に、地方史や教育関係などに20余の論文や研究発表もある。
◇例会案内◇
村松増美さんは、同時通訳の草分けとして長年にわたり活躍され、世界トップクラスの多くの指導者と係わられ、その貴重な体験からユーモアの大切さを語って頂きます。
ぎくしゃくした世の中で、身近な人間関係は勿論、世界的にも異文化間交流の潤滑油がユーモアです。
単なるジョークではなく、ましてや駄洒落でもなく、共に笑い合えるような国際性のあるユーモアの感覚を磨きましょう。
そして英語の勉強も、楽しみながら進められたら素晴らしいことです。
異なる文化が接触、交流し、また摩擦が起きやがて衝突しそうなとき、共通の言語で語り理解しあえれば理想的です。
現実には英語が、世界で一番広く通用する国際語 (lingua franca) になっています。
講師:村松増美 (NPO)えむ・えむ国際交流協会 代表
(NPO)えむ・えむ国際交流協会ホームページ
1930年東京生まれ。日英同時通訳のパイオニアのひとり。
アポロ宇宙中継、先進国サミット等各界の国際会議の同時通訳を務めたほか、通訳養成、異文化コミュニケーションなどの分野で活躍。
(株)サイマル・インターナショナル会長、サイマル・アカデミー校長を1997年に退任。
シドニー・ウェスト・インターナショナル・カレッジ顧問、コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジ非常勤講師、日本英語交流連盟評議員、日本ニュージーランド学会理事・副会長、日本笑い学会理事・関東支部長、日豪ニュージーランド協会理事、日本トルコ協会会員、国際ユーモア学会会員。
最新刊『ミスター同時通訳の「私も英語が話せなかった」』が講談社α文庫から好評発売中!
『秘伝 英語で笑わせる ユーモア交渉術』(3月1日刊行)が日経ビジネス人文庫から定価¥600発売中!
その他の主な著書として、『私の英語ウォッチング ― 話題の言葉・気になる世相(ジャパンタイムズ)』ほか多数あり。
◇講演会案内◇
2月例会内容要旨
『どの世界でもそうであるように,料理の世界も非常に奥が深いことを,40年続けてきた今も強く感じている』
現在,本格フレンチを作らせたら,日本でも屈指の腕をもつ“ムッシュ"山下こと山下豊昭(やましたとよあき)さんの初めの言葉である。
平成14年から倉敷チボリ公園総料理長として,帝国ホテル,札幌オリンピック,またスイス・フランスの一流ホテルで修業した腕を揮っている。
今回はそんな山下さんに『料理づくりから得たもの』〜ムッシュ山下からの贈り物〜と題し,料理づくりとの出会いとその軌跡,40年間の苦労話や思い出, そして,その経験から得たものは何か,また,料理を美味しくいただくコツなどを90分間にわたり話していただき,その後,山下さん手作りの本格フレンチコースをゆっくりといただいた。
併せて,この機会にテーブルマナーの学習も行った。
参加者からは,『山下さんの真面目で真蟄な仕事への取り組みや考え方,また,仕事にかける情熱が伝わってきてとても感動した』『自分の人生にとても役立つ』などの声があった。
また,一つひとつの料理も素材の性質,特性を十二分に活かし,絶妙の味付けで参加者全員が感激していた。
★講演で特に印象に残った言葉
★料理を美味しくいただくコツ
状態として,空腹にし,穏やかな気持ちで料理をいただくことが前提
講師:山下 豊昭(やました とよあき)さん[倉敷チボリ公園 総料理長]
略歴S39年帝国ホテル入社 S47年札幌オリンピック選手村で活躍
H3年スイス、フランスの一流ホテルで修業 H10年ホテルプラセオ名古屋で総料理長
現在、倉敷チボリ公園で総料理長として活躍(H14年から)『ムッシュ』の称号を有する。
◇例会案内◇
地球は我が人類のものと思いこみ、食物連鎖の頂点にいることから、他の生物に生殺与奪思うがままに振る舞う人間の所業を、動物からまたは動物の立場を理解できる人間から考察したらどんな話になるか。
家畜はどのように生まれてくるか(生産されるか)、そして、どう死んでいくのか。具体的な例を引きながら、考えていただくきっかけをお話してみたい。
現代のペット事情も、衛生学的な観点を入れながら紹介してみたい。
そして、これらに潜む大きなジレンマは、誰も明快に解決できそうにないけれど、語る価値はあると思う。
講演中の動物
[犬、猫、鶏、キジ、馬、ろば、牛、ベラ、
サクラマス、ヤマメ]
講演中の熟語
[種蓄牧場、代替乳、食物連鎖、終生飼育、
自己推進本能、種族推進本能]
講師:岡山理科大学専門学校 動物系総合学科
内山 茂(うちやま しげる)さん
略歴:昭和17年7月生 和気郡佐伯町 昭和36年3月 岡山県和気閑谷高校卒業
昭和40年3月 日本大学獣医学部卒業 昭和41年4月 現倉敷高校教員
昭和55年4月 倉敷高校校教頭就任 平成 7年4月 倉敷高校校長就任
平成14年3月 同校退職 平成14年10月 現職
◇例会案内◇