(講演要旨)
今年の「がんばる女将さんシリーズ」は、6月の知研・岡山創立
15周年記念行事の会場となったおなじみの「料亭清水」の女将・柴田さかえさんの登場です。
20代後半から経営者として41年間頑張っておられる女将さんの経営に対するお考え、
そして「今年の漢字」で知られる清水寺森清範貫主との出会い、「清水」を料亭の名前として
いただくに至るエピソードを語っていただきました。
そして講演に続く交流会(忘年会)では、参加者全員が、今年を振り返り、「今年の漢字」を
それぞれが思い思いに書いて発表しました。
担当幹事
講師:柴田さかえ さん(料亭清水 女将)
(講演要旨)
精神的ストレスが病気の原因と言われるのは、いまや常識です。
しかも、そのストレスの発生もまた、防ぐことの出来ないもの、というのも常識と
なっているようです。
ストレスのない日常生活が送れたとしたら、どうでしょう?そればかりか、毎日が
楽しく充実し、どんどんと友達が増えるとしたら、どうです?それは難しいことではないのです。
誰にでも手に入れることが出来るのです。
しかも簡便な方法によって。心は自分自身の主です。その主を縛りつけたままでは、
自分も苦しいはずです。
まずは、その主を自由に解放することです。心の解放です。 (担当幹事)
講師:黒川 康徳(くろかわ やすのり)氏
水素健康サロン リライフ店長
(講演要旨)
今年は美作建国1300年祭の行事が盛んですが、古代吉備王国
が記紀以前の先史時代にも岡山県には、人々の生活と家族の歴史が
変わりなく営まれていたと思います。
何れの世にも歴史は勝者によって語られ、敗者の歴史は抹消され
がちのことは必然と思いますが、この中で講師は先祖の神様を中心
に調査研究をされています。
偶然にも講師の先祖は古代からの槌(土)系一族であり、日本
最古の一族と?いわれ、陰陽五行説では色は黄色で中心であり、
現在の久米郡久米南町の神乃邊の神域に生活されていて、この辺り
が古代吉備王国の中心地として栄えていたのではと言われています。
津山中山(中山神社)、吉備中山(吉備津神社)、備前安仁神社、
志呂神社とも大いに関連していることなどと、古代吉備の謎と魅力
などについてと霊的な石といわれる、赤石の事例なども含めて
お話をお伺いしました。 (担当幹事)
講師:岡山歴史研究会 副会長 吉備槌太郎 氏
(きびつちたろう、本名、本松一郎)
【講師プロフィール】
・岡山県久米郡久米南町 在住
・美作中世山城連絡協議会 監事
・神乃邊歴史会 主宰
・竹内会 幹事 他に多数
(講演要旨)
神道の祝詞「大祓詞」の最後の一節に、この世の罪・穢れを四人の神さまが見事な連係プレーでお祓いなさる
ご様子が記されています。 現代は精神文明への新たな夜明け「第二の岩戸開き」の時と言われています。
これまで人類は自然との調和、精神性を失いながら競争原理消費型の物質社会を築いてしまいました。
争い 戦い 奪い合い・・・調和や生かし合いとは異なる世界です。
先の東日本大震災は、このままでは地球と共存できなくなってしまった人類への真
の目覚めを促す、大いなる天地の警鐘ともいえるのではないでしょうか。
古事記や大祓詞を今こそ道標とするならば、私たちは罪 咎 穢れを生じ、誤りを
犯しても、その過ちに気がついたのなら、その歪みを正し元の姿に立ちかえろう。
という新たな魂が奮い起こり「一心清明」新たな氣力が発動するのです。
(禊祓いの精神)
日本人の自然信仰といえる神社参拝の際に、@鳥居・狛犬(呼吸)から入り
A参(産)道を通って B(子)宮へ詣でるという姿は、
まさにこの祓い=元の清らかな魂への回帰(魂がえり)と言えるのではないでしょうか。
東日本大震災の避難者移住支援、活動を通じての気づきと学びを共有できれば幸いです。
どんな小さなことからでも幸せと感謝を感じられるような人生のために. . . (担当幹事)
講師:西江 嘉展(にしえ よしのぶ)氏 <イノチネ ∞ 命の根 発起人>
【講師プロフィール】亀石八幡神社 第20代宮司。東日本大震災を契機に移住者受入れ支援市民団体
「おいでんせぇ岡山」を立ち上げ震災1年後に吉備津彦神社を退職し、土から生まれる未来「命の根∞イノチネプロジェクト」を発起。
現在は全国で古神道のワークショップや講演活動を展開中。
(講演要旨)
今回は、単に読書を通しての意見交換をするものではなく、テーマに関連した本、
資料等を読み勉強をしていただきます。
そして、当日は、基調講演を聴いていただいた後、講師も含め参加者全員で、
テーマに関しての意見交換を行います。
今回は、かなり深くまでの学習ができるのではないかと期待しています。
(担当幹事)
講 師:早稲田大学大学院商学研究科 非常勤講師 原 武治(はら たけじ)氏
(早稲田大学校友会岡山県支部 前支部長・商議員、倉敷ロータリークラブ会員)
【講師のご紹介】クラボウの創業家である大原家の系譜にある原家のご出生で、
早稲田大学商学部を卒業後、クラボウでキャリアを積まれる一方、
神戸大学大学院博士課程で経営学、商業学を深く学ばれました。
現在は、倉敷で不動産管理会社でのお仕事をされながら、
大原孫三郎・原家と非常に縁深い早稲田大学の大学院商学研究科・MBA(社会人大学院)で
マーケティング事例研究の非常勤講師もされています。
地域においては、伝統ある倉敷ロータリークラブの会員として、
数多くのボランティア活動も積極的になさっておられます。
●課題図書1 高梁川流域連盟機関紙「高梁川」第69号(H23発行)内(1,260円+税)
原 武治:『早稲田大学と大原孫三郎・原澄治』(寄稿部分)
◎ 課題図書1については、事務局で準備し、当日、お渡ししますが、
それまでに必要な方は、幹事までお知らせ下さい。
●課題図書2
『大原孫三郎〜善意と戦略の経営者〜』
兼田麗子著:中公新書2196(880円+税)
(講演要旨)
今回は知研・岡山の発足15周年の記念行事として、落語家の桂まん我さんの公演会を企画しました。
桂まん我さんは、金沢大学工学部在学中は落語研究会に所属し、卒業して民間企業に勤めるも、落語家の道に進みました。
公演では進む道を変えた落語の魅力とは何なのかについてお話を伺い、その後、まん我さんの落語で素晴らしい時間を過ごしました。(担当幹事)
演者 桂まん我 さん(本名・永原淳さん)
略歴 1971年(昭和46年)12月2日生まれ 兵庫県神戸市出身
1990年(平成2年) 3月 県立兵庫高校卒業
1994年(平成6年) 3月 金沢大学工学部卒業
●芸歴
1999年(平成11年) 1月 四代目桂文我に入門
1999年(平成11年) 5月 初舞台
2007年(平成19年) 1月 平成18年度文化庁芸術祭新人賞受賞
2007年(平成19年)10月 第4回東西若手落語家コンペティション優勝
2009年(平成21年) 2月 平成20年度咲くやこの花賞受賞
2009年(平成21年)4〜5月 東京・名古屋・大阪・金沢で独演会を開催
2011年(平成23年)11月 NHK新人演芸大賞受賞
●放送
NHK・TV 「上方演芸ホール」
NHK・TV 「文珍・南光のわがまま演芸会」
KTV・TV 「扇町寄席」
NHKラジオ 「上方演芸会」
NHKラジオ 「関西ラジオワイド」
ABCラジオ 「日曜落語なみはや亭」
MBSラジオ 「ありがとう浜村淳です」
KBSラジオ 「桂塩鯛のサークルタウン」
土曜8時30分から11時54分出演中
●趣味・笛・三味線・音楽鑑賞・歌・釣り・酒
●その他 アニメーションの元祖「錦影絵」を継承
(講演要旨)
訪問看護の業務に従事し、患者様やその家族とのふれあいや業務の大切さ、信頼関係の構築など日々奮闘している訪問看護業務を皆様により深く理解していただくと共に、介護保険、通所サービス、訪問看護、通所リハビリといった言葉は知っているが、どういったサービスなのかを紹介していただきます。
ケアマネージャーの業務を理解し今後介護保険を利用する事になった場合にどのような相談をすればよいのか、皆様と一緒に勉強しましょう。 (担当幹事)
講師:倉敷しげい訪問看護ステーション
課長 秋山 陽子(あきやま ようこ)氏
◎講師プロフィール
・昭和61年3月 山口大学医学部医療短期大学部看護学科卒
・平成18年9月 〜 現職(倉敷しげい訪問看護ステーション)
講師:倉敷しげい居宅介護支援事業所
副主任 平野 雅子(ひらの まさこ)氏
◎講師プロフィール
・平成 5年3月 ノートルダム清心女子大学 食品栄養学科卒
・平成13年6月 〜 現職(倉敷しげい居宅介護支援事業所)
(講演要旨)
ファジアーノの活動理念は、@子どもたちの夢と憧れの存在に、そして県民皆様が応援できる存在になる、Aクラブの活動を通じ、地域・学校・家庭の三者が繋がり、豊かな日常生活を形成する一助となる−ことです。
これこそが、地元にプロスポーツクラブがある意義だと思っております。子どもたちが自転車やバスに乗るだけでプロの試合が見に行けること、勝ち負けの話題が職場の隣の席の人と、あるいはお孫さんとおじいちゃんの共通の話題になること。プロのお兄ちゃんに直接教えてもらえること、サッカーを通じて地域に住む人々の気持ちが一つになり、人々の共通の話題になることで暮らしが豊かになることを目指しています。 (担当幹事)
講師:株式会社ファジアーノ岡山スポーツクラブ
代表取締役 木村 正明(きむら まさあき)氏
◎講師プロフィール
1968年(昭和43) 岡山市にて生まれる
1984年(昭和59) 岡山大学附属中学校 卒業
(附属中学時代は生徒会長を務めました)
1987年(昭和62) 岡山県立岡山朝日高等学校 卒業
1993年(平成 5) 東京大学法学部 卒業
1993年(平成 5) ゴールドマン・サックス(米系投資銀行)入社
2002年(平成14) 債券営業部長 就任
2003年(平成15)11月 マネージングディレクター(執行役員)就任
2006年(平成18) 5月 ゴールドマン・サックス 退職
2006年(平成18) 7月 株式会社ファジアーノ岡山スポーツクラブ創業
代表取締役 就任
(講演要旨)
教育県岡山と云われていましたが、近年は学力低下、不登校、校内暴力等の問題で、岡山県が最悪という報道で、各方面で対策が叫ばれています。何が原因なのか、何故、福井県や秋田県などが上位を占めているのか、を考える中で対策が見えてくるのではないでしょうか。
上位の地域には、精神的なものも含めて、日本の伝統が息づいているという共通点があります。産業構造では第一次産業(農業、漁業、林業)の比率が比較的多く、したがって大家族が多くなり、三世代同居、あるいは四世代も、その中での躾教育が自然に出来ているように思われます。
学力は、日本人としての倫理観・道徳が備われば向上します。(学芸館の事例)都市化が進み、産業構造も異なる岡山県で、秋田・福井をそのまま移入することは不可能ですが、躾教育は家庭の意識を変えることで可能です。
基本的な生活習慣を身に着ける必要があるのは、子供達ばかりではありません。夫婦のあり方、親としてのあり方、祖父母の役割をしっかり見直せば明るい未来が見えてきます。どうぞ、ご夫婦で、ご家族でお聞きいただければ幸いです。 (担当幹事)
講師:(学)森教育学園 岡山学芸館高等学校・清秀中学校
保護者教育相談員 参与 森 美智子(もり みちこ)氏
◎講師プロフィール昭和18年 大阪府茨木市に生まれる
38年 武庫川女子短期大学国文科卒業
42年 森 靖喜(現在 学校法人森教育学園理事長・岡山学芸
館学園長)と結婚、専業主婦30年、二人の息子を育てる
45年〜・幼・小・中のPTA活動へ参画
・「岡山県食品安全を守る会」世話人
・「手芸教室」「家庭料理教室」自宅にて開催
59年〜「岡山いのちの電話」第一期生相談員に認定され
20年間ボランティア活動を行う
61年〜「岡山いのちの電話」広報部長を15年間務める
平成元年〜 岡山県「すこやか育児テレホン」相談員を10年間務める
4年〜 岡山家庭裁判所 家事調停委員を12年間務める
現在:学校法人森教育学園 広報室長
岡山県青少年健全育成促進アドバイザー
著書:『共に育ちたい』〜子と母の日記より〜他多数
(講演要旨)
歴史的にみると、岡山県から多くの偉人を輩出していますが、その業績を再確認しながら現代に生かしていくことは、前車の轍を踏まないためにも重要なことではないでしょうか。
昔のことだと考えるのではなく、「歴史は繰り返す」の言葉にあるように、人間の考えることは時代が変わっても大きな違いはないのであり、それを知っておくことは今を生きる私たちの大きな指針となるのではないでしょうか。
時代背景は異なるにしても今も残る大きな業績を残された偉人を紹介しながら、現代に生かす知恵を発見していきましょう。第1回は旧国鉄の駅名の中でも初の人名駅で、「伯備線の方谷駅」で有名な偉人です。備中松山藩の財政破綻を回復させた名家老「山田方谷」先生の業績について一緒に勉強していきましょう。 (担当幹事)
講師:山田方谷に学ぶ会 渡辺 道夫(わたなべ みちお)氏
◎講師プロフィール(備前市生まれ、赤磐市在住)
岡山県済生会 総務部長
元 岡山県立美術館 副館長
(講演要旨)
「新しい公共」という言葉をお聞きになったことがおありでしょうか。21世紀は国民主導の時代と言われています。20世紀は「政府=公共」でお金と権限を一手に握り、中央集権型の護送船団方式で戦後日本の復興を支えてきました。
しかし、経済大国と言われるようになり豊かになった個人は、価値観も多様化し次第に自己主張を始めます。一方財政破たんした政府は地方のめんどうを見られなくなり、不本意ながら次第に地方分権にかじを切って行きます。 (担当幹事)
講師:島津 義昭(しまず よしあき)氏
(公財)岡山県産業振興財団理事長
◎講師プロフィール(備前市生まれ、赤磐市在住)
昭和45年3月 岡山大学法文学部法学科卒業
昭和45年4月 岡山県入庁
平成12年4月 東京事務所長
平成13年4月 商工労働部長
平成15年4月 国体・障害者スポーツ大会局長
平成17年4月 岡山県副知事就任
平成21年4月 (公財)岡山県産業振興財団理事長就任