本年は、様々な出来事が発生しました。
中でも国内では食物の品質管理の問題が大きく報道され、企業のモラルが厳しく問われています。その責任は部下や業者であるとの、会社発表にはあきれ果てるばかりです。
○○おまえもか!!
老舗の看板も台無しで、日本は一体どうなっていくのかと心配しているのは我々だけでしょうか。古来の日本人の“心”を謙虚にもう一度、振り返っていく必要があるのではないでしょうか。
聴いた話では、「ノレン」とは英語で“グッド・ウィル”といい、意味は信頼であるとのことです。特に、食の関係は信頼が一番ではないでしょうか。
このような状況の中で、今年最終の例会を元気な女将の前原明子さんに登場願い、「岡山の食」を追及したおいしい料理と、接客における“心配り”の秘訣を習得し、知的好奇心を満喫しようではありませんか。(担当 幹事)
講師:岡山料理 ”八文字” 女将 前原 明子 さん
講演要旨
「自分ならでは」のものを持ちながら、それを気づかないままに人生を過ごしていませんか。
自分の過去・現在を見つめ、これからどのように生きるか、貴方の人生は自分で決めるしかない。そのためには自分の指標になる地図が必要です。
これまでの貴重な経験や知識、素晴らしい人脈を一度図解化してみませんか。
自分の考えに自信が持てない人や、色々ありすぎて整理できていない人達に「図解技術」を知って頂き、あたかも鳥が上空から地上を見渡し、自分のポジションを知り、目標を確認するように、自分の良さや力を再認識しようではありませんか。
これまで講師が実践している事例をもとに図解化の実習とともに話しを展開されます。(担当 幹事)
講師:久保田 貢(くぼた みつぐ)氏(知研岡山幹事)
知的生産の技術研究会前理事、図解インストラクター及びキャリアカウンセラー(伯楽)、山形県、高知県、福岡県各県庁研修講師、岡山県市町村職員研修講師
自分探しの旅。やがて行き着いたのは・・・。会社人間だった著者。
そんな自分の人生に疑問を持ち勇退。その後、自分探しの世界旅行に挑戦するが、家庭の問題などを抱え、そして離婚という波乱の人生をスタートした。
やがて、ある機会を得てネパールの女性と見合いをし、一路ネパールへ。ところが、そこにはカースト制度の大きな壁が待ち受けていた。
しかしその地には、日本で失われつつある人間味あふれるネパールの人々が輝いていた・・・。
松本氏は今年8月、ネパールの文化・観光省大臣から表彰され、現地のテレビ・新聞等で大きく報道されました。 この度、知研岡山のメンバーとの人的ネットワークで、その 波乱万丈の人生を送る著者の講演を聞く機会を作ることが出来ました。
自分の人生に疑問を持っている人、生き方を模索している人、人生に問題を抱えている人、ネパール探訪を目指す人など、是非ご参加いただき人生の元気をもらいませんか。
フランクでホットな双方向の意見交換を含めて、楽しい講演会を企画しています。友人等を誘ってご来場ください。[担当 幹事]
講師:松本 篤則(まつもと とくのり)先生
1967年3月、アメリカ一周自転車旅行に出発。同年10月帰国。その後、東証一部上場企業入社、総務部長に就任後、サラリーマンをリタイア。55歳を機に171日間世界一周の一人旅に出る。現在はフリーライターとしてネパール国・首都カトマンズに在住。1937年生まれ。福島県いわき市出身。
著書:「バガボンド(放浪者)ヒマラヤの麓で」 (纂修堂 1997年)
映画監督の体験をベースに、この業界のおもしろい裏話を披露していただきました。
「ガードマン」「キーハンター」「Gメン75」・・・みなさんもきっとTVに釘付けになって見た思い出があるでしょう! 9月の講演会では、こういった多くの映画制作をされてこられた小西通雄先生を講師にお招きし、先生の長い映画監督のご経験の中から、特におもしろそうな映画制作における裏話を教えていただきました。
有名女優のエピソード等も含め、本当に興味ある話でいっぱいでした。映画に興味がある人はもちろんのことどなたでも気軽に映画制作の世界を垣間見ることができました。多数の参加ありがとうございました。
講師:学校法人 加計学園チボリセンター美術研究所
所長 小西 通雄 先生
中村桂子・山岸敦 共著 講談社現代新書 1881 定価760円
ISBN978-4-06-149881-5
著者
中村 桂子
東京都出身。1936年生。理学博士。東京大学理学部化学科卒。同大学院生物化学修了。三菱化成生命科学研究所人間・自然研究部長、早稲田大学人間科学部教授、大阪大学連携大学院教授などを歴任。1993年−2002年3月までJT生命誌研究館副館長。JT生命誌研究館館長
山岸 敦
大阪府出身。1972生まれ。理学修士。名古屋大学大学院理学研究科生命理学専攻博士課程中退。JT生命誌研究館サイエンスコミュニケーション&フムロダクションセクタースタッフ。
参考:『生命誌の世界』中村桂子 NHKブックス 870円
ISBN: 978-4141890164
『健康・老化・寿命』 ー人といのちの文化誌
黒木登志夫 著 中公新書 880円
ISBN: 978-4-12-101898-4
JT生命誌研究館 ホームページ http://www.brh.co.jp/
〒569-1125 大阪府高槻市紫町1-1 TEL:072-681-9750(代)
《読書会へのおすすめ》 いま、地球は青息吐息、一番後に出現したヒトのために疲弊の淵にある。その中に生きているわれわれは医療が最先端を追い求めながら、最もたいせつな《いのち》に真剣に向き合っているであろうか。世界一の長寿国日本で生きるわれわれは各ステージをどう生き、どう人生を締めくくるべきなのか。
生命誌の《生命観》を学びながら日常生活の中で思っている具体的な問題についても話し合ってみたい。(担当:久保田・万代・定金)
講演要旨
人の生死をも左右する?技術文章 まず、意識改革を!
真正面から学生の日本語力向上に取り組む塚本先生は約15年にわたり講義に工夫を重ねてこられました。この成果は専門学会の 協会賞に輝くとともに文部科学省が提唱し、全国の各大学で取り組まれている教育改革GP(Good Practice)の岡山大学第1号 として採択されました。
さらに直近は創造力育成へと発展しています。加えてその成果を社会に広めるため出前講義にも取り組まれています。
今回は当会にご登壇いただくこととなりました。技術者の日本語能力向上ノウハウはわれわれ、社会人にも役立つと確信します。
わかりやすい日本語力向上の的確な工夫にはじまり、説得力をもった発表ができようになることを目的としています。(担当:定金、山口、相澤)
参加者の感想・声
言葉は時代と共にかわる、例えば字を崩し、達筆ぶって書いても相手が読めなければ、自己満足だけで、コミュニケートできませんね。早速、紀伊国屋にいって、「必携用字用語辞典」を買って来ました。また勉強することが増えました。
講師:塚本真也(つかもと しんや)先生
創造工学センター長 工学博士
1983年京都大学大学院工学研究科博士課程修了
工学博士(京都大学)
岡山大学大学院自然科学研究科
創造工学センター長 教授
日本語コミュニケーション教育とデザイン教育(創成教育)で工学教育賞,日本機械学会教育賞,日本工学教育協会賞を受賞.教育プログラム「日本語力の徹底訓練による発想型技術者育成」で平成16年度文部科学省特色GP採択
[参加者の声]
4月例会の円通寺お出かけ隊は、本当によかったです。準備、段取り、配車、園内等案内、講演会、交流会と盛り沢山で大変だったと思いますが、無事お務めを果たされありがとうございます。
当日は特に仁保和尚のお言葉の仏教心より仏心につとめなさい、が深く残りました。でも、、なかなか、、、、
また、絶好の晴天に恵まれて春の息吹の爆発と桜の満開で、南は青い海と空と島、コンビナート群、北、東は玉島の街並み、連島、高梁川の見事な景色、風景です。頂上に立ってみると、古くから星浦観音をこの地に勧請し信仰した人々の気持ちが伝わりました。その頃から江戸期までは、新倉敷駅も連島の北側の国道2号バイパス付近も、舟の航路や魚貝獲り場として波ただよう 青い海の色が360度いっぱい見えたように感じ、やはりここに観音様、、、、と思いました。
葦屋根の本堂でお話を聞くことも、初めてですが良寛さんや庭園そして広い円通寺全域の雰囲気のすばらしさに、浅口郡というか備中の国をあらためて意識しました。星浦観音からの1200年間には、当地にも合戦、戦乱の連続や、北前船、幕藩、幕末維新、干拓、終戦、コンビナートと変化することごとを、頂上から幻のように見えた気がしました。
禅寺でこのような過去ばかり振り返ることは許されるのでしょうか。即今も教えていただいたのに、、、でも楽しく、明るく、元気ガンガンの一日でした。担当幹事のみなさま、ありがとうございました。
講演要旨
今回は、良寛さんってどんな人?倉敷玉島で何を勉強したの?越後で何をしたの?そんな疑問にお答えする本「良寛伝」を
刊行された三善秀清氏に一人の僧侶と一つの地方都市、良寛さんの関わった人たちについて話していただきます。(担当 幹事)
「良寛さん」は、鼻は高く細いもので目は細く口は男らしく今で言うスマップの草g 剛的男前・・「義堤尼」は、良寛より3歳年下で男勝りの気の強いところは野際陽子的タイプでしょうか・・(「良寛伝」より)
講師:三善 秀清(みよし ひできよ)氏
元岡山県良寛会常任理事
講演要旨
団塊の世代の当人が、60歳を機に、いわゆる2007年問題(団塊の世代の退職)を考えてみます。これからどう生きるかは、これまでどのようにきてきたかにかかっています。それは、仕事への取り組みはいうまでもなく、仕事以外の場面での交流、例えばスポーツ、音楽、地域活動等を折り交えながら、その中で強い影響を受け、転機になった出会いや思い出など、その時々の出来事について、これまで自分が辿った足跡を振り返ってみます。
講師:雨坪 寿則(あまつぼ ひさのり)氏(知研・岡山 幹事)
平成13年4月 (株)協和エクシオ 岡山営業所 勤務。平成10年4月 NTT岡山支店 勤務。昭和22年3月 広島県世羅郡生まれ。
今年も岡山県下各地で神木(宝木)を求める裸の群れが乱舞する季節となりました。一般の方が、特定の歴史資料館等に特別展示されるとき以外にこの神木(宝木)を手にすることも、拝観することも当然難しいのです。だから丸谷先生に「神木(宝木)ってなんだろう」と問われて正確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。県民にとって名前だけはよく知られている神木(宝木)もその実態は謎だらけというのが先生のお話しです。
今回は、この謎に迫りつつ、更にビジネスマンに先生のHPを利用して、「仕事に参考になるよう(中略)研究手法の公開」もしてくださいます。
さあ、神木(宝木)の真実に迫りたい方、自分の仕事に新しい手法を取り入れたい方みんなで先生の興味深いお話に耳を傾けましょう。
*お願い 先生は質問の事前受付を希望なさっています。ご参加と質問のお申し込み先はこちらのメールへどうぞ。info@tikenoka.com 知研岡山公式メールアドレスまで。[担当幹事]
*ご参考 宝木伝説(個人HP)
http://mryanagi.hp.infoseek.co.jp/
会陽ってなんだろう(岡山県立図書館デジタルライブラリー)
http://djv.libnet.pref.okayama.jp/mmhp/kyodo/kenmin/eyo/eyo-index.htm
講師:丸谷憲二先生ご紹介
ISO9001(品質経営)の指導をされています。コンサルという言葉はお使いになられません。わかりやすい具体的な指導に定評があります。ユニークな指導内容が、昨年の岡山商工会議所会報(2006.4)に紹介されています。
郷土史研究に、日本で初めて品質管理の手法を取り入れたことで知られています。初めての著書「正保弐年(1645)学館院記録所文書調査報告書(鎌倉から南北朝時代の調査報告書)」。が3月に出版されます。昨年、地名を頼りに探索された報告書です。現在は、高知大学の依頼による「物部神池のアカメヤナギ」を執筆中。鎌倉時代のハンセン病の治療薬の推定報告書だそうです。
先生にとって、テーマは何でもよいのです。品質管理の手法を使用して調査し、報告(ISO9001のレビュー)をするだけだとおっしゃっています。次なる成果が実り豊かなものになりますよう期待したいものです。
岡山は温暖な気候のため、豊かな自然環境に恵まれ昔から人間の住みやすいところと思います。
しかし、近年の地球温暖化をはじめ諸々の要因から、動植物の絶滅危惧種の数は今後、飛躍的に増加すると予想されています。それでも幸い、岡山の三大河川の淡水魚等の魚種の豊富さは多くの人々の努力により全国屈指のものです。
今回は岡山市環境行政の最前線で環境法令の運用や環境保護のため、現場主義者としていろいろの面で、ご活躍の講師にお話をしていただきました。[担当幹事より]
講師:友延栄一(とものぶ えいいち)氏
略歴:1967年(昭和42年)生まれ 岡山市在住
岡山大学卒業後、岡山市役所採用、現在環境局環境保全課勤務
NPO法人岡山NPOセンター理事、岡山の自然を守る会理事
岡山県ネイチャーゲーム協会理事 など